梱包と包装という言葉を知っている方は多いです。多くの方が、これらの言葉を同じような意味合いで使っていることかと思いますが、しかし、実際の意味は、少し異なります。では、どのように異なるのでしょうか。
梱包は、輸送を目的とした包装です。つまり、何かを運ぶ際に、より運びやすい形にするために、その何かを容器に入れる、という行為を梱包と呼ぶのです。
それに対して、包装は、物品の輸送はもちろんのこと、その物品の価値を保存するために、適切な容器に入れる、という行為のことを言います。つまり、輸送だけでなく、たとえば、ラッピングという、物品の付加価値を高めるような行為も、包装と呼ぶのです。また、食品の賞味期限を伸ばすためにパッケージに入れることも包装と呼びますし、医療器具を殺菌するためにパッケージに入れることも包装と呼びます。
そのような意味合いを知っておくと、より正確に言葉を使えるようになるため、ぜひ知っておきましょう。