PPフィルムには大きく分けて2つの種類があり、種類によって用途も異なります。1つ目は、透明性が高くヒートシール性に優れているCPPフィルムです。単体用の透明タイプは食パンやエノキの包装、意匠性タイプはおしぼりなどの包装に使用されています。また、ラミネート用は野菜やレトルト食品、ゼリーといった幅広い食品の包装に用いられます。2つ目は、強度が強く防湿性や耐熱性に優れているOPPフィルムです。基本的には静電を防止しますが、静電防止を施していないものもあります。具体的な用途として挙げられるのは、アルバムや繊維放送などです。さらに、フィルムの内側が曇らないことで内容物が見やすいタイプは、生鮮野菜やサンドイッチの包装に使用されています。